以前もお話させていただいた鼻の話。
(こんなに怖い鼻づまり!
④ )
鼻のクリニック東京の黄川田徹先生より、新しい著書が発行されています。
「親子で読む鼻と発育の以外な関係 鼻のせいかもしれません」
この本、お子さんにもわかりやすいように、ヨシタケシンスケさんの画も添えられていて、とても読みやすくわかりやすい内容になっています。
一部、抜粋しお話させて頂こうと思います。
まず、鼻の役目は大きくわけて2つあります。
①息を吸う ②匂いを嗅ぐ
このふたつです。
鼻には、呼吸にとってすごく大事な
①空気を湿らせてあたためる
②空気の中のゴミやバイキンを取り除く
③空気の量を調節する
という3つの役割があり、空気が到達する肺が病気にならないよう、鼻の粘膜が重要な役割を担っています。
しかし、粘膜がなんらかの原因で腫れていると、空気の道をふさいでしまいます。
これが鼻づまりなんです。
鼻がつまっていると、毎日きちんと呼吸が出来ていないということになります。
そうすると、
夜よく眠れない…
眠れなかったから、昼間ボーッとしちゃう…
イライラして集中できない…
息苦しいから姿勢が悪くなったり、運動が苦手になったり…
ということが、起きてきてしまいます。
あと、もうひとつ大事なことがあります。
実は、自分は鼻づまりじゃない!と思っている方が意外と多いんです。
そういう症状を「かくれ鼻づまり」と黄川田先生は仰っています。
自分では、鼻づまりがないと思っていても、こんなことはありませんか…?
・なんとなく口があいていることが多い
・いびきをよくかく
・寝ている間に呼吸が止まることがある
・顎が小さい
などなど、他にもあるんですが、思い当たる方は
耳鼻科できちんと検査をしてもらい、鼻づまりかどうか診ていただくと良いでしょう。
鼻が詰まり、口で息をしてしまっていると、顎の発育が促されず、歯並びにも影響が出てきてしまいます。
とても、読みやすい本で、当院の本棚にも置いてありますので、ぜひ一度読んでみてください☆