マウスピース型矯正治療にはいろいろな種類があります。

※マウスピース型矯正装置完成物は、医療機器法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。

これらはカスタムメイドの可撤式矯正装置で、ドクターの治療計画、患者記録により理想的に歯牙移動するようにデザインされています。
治療計画は患者様ご自身もコンピューター画面上で分かりやすく確認することができます。
治療ゴールまでの歯の動きを三次元シュミレーションで確認でき、治療途中でも実際の歯の動きと照らし合わせることで細部まで調整でき、綿密な治療計画が立てられます。

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右側は マウスピース矯正装置を使用中の状態です。殆ど周りの人が気付きません。

使用方法

厚さ0.5mm程度の透明なマウスピースを1日20時間以上口腔内に装着します。
飲食、歯磨きの時は外します。2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。
通常2週間で交換しますが、①加速矯正装置(歯の移動を促進させる装置)を使用する場合は、5日~10日ごとに交換します(歯科医より指示があります)(アメリカやヨーロッパでは認可されていますが、日本では認可されていません)。

アライナーと歯の適合を良くする為に、②アライナー・チューイを1日に20分程度噛んで頂きます。

アライナーが歯にしっかりと保持され歯を移動させる為に、歯の表面に③アタッチメントを付けます。
噛み合わせによっては、④顎間ゴム矯正用インプラント(歯科矯正用アンカースクリュー)を使用したり、固定式矯正装置を併用することもあります。

①加速矯正装置骨に振動を与えたり、遠赤外線をあてて矯正治療のスピードを速めるとされています。
骨に刺激を与えると代謝が高まるとされていることより、1日20分程度使用して頂くと治療期間が短縮されます。

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②アライナー・チューイ

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③アタッチメント

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④顎間ゴムと矯正用インプラント(歯科矯正用アンカースクリュー)

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マウスピース型矯正装置のメリット・デメリット

メリット

■取り外し可能。透明な装置なので目立たず、ワイヤーやブラケットなどがないため歯磨きが楽で、虫歯や歯肉炎になりにくいです。

■装置のはずれなどが少なく通院回数が少なくなります。

■すぐに慣れ、違和感が少なく、比較的痛みが少ないと言われています。その理由の一つとして、一つのアライナーで歯を移動できる量は決められており(約0.25mm)、過度な力がかかりにくいことが挙げられます。

■金属アレルギーの方も安心

■食事制限がありません。食べ物が装置に絡みつく、ひっかかる心配がありません。

■アライナーを利用してホワイトニングを行うことができます。

■患者様ご自身もコンピューター画面上で、クリンチェックの3Dシュミレーション(計画された歯の移動)を確認できます。

デメリット

*取り外し可能ですが、1日に20時間以上装着しないと効果が現れません。

*固定式矯正装置(唇側)と比べると治療費が高くなります。

*症状によりアライナー単独では治療できない場合があります。その場合は、固定式矯正装置が必要になります。

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