*当院のスタッフは全員定期的にPCR検査を受けております*
当院で勤務しているスタッフは、定期的にPCR検査を受けて陰性を確認しておりますので、安心して治療をお受けになって下さい。
●新型コロナウィルスにかかわる検査について
- PCR検査とは
PCR検査とはポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略で、
検査したいウィルスの遺伝子を専用の薬液を用いて増幅させ検出させる検査方法です。鼻や咽頭を拭って細胞を採取し検査を行います。発症から9日以内であれば、唾液からの検査も可能です。感度は約70%程度といわれており、検体採取をした場所にウィルスが存在しなかった場合などは感染していた場合でも陰性となってしまう場合があります。主に体内にウイルスが検査時点で存在するかを調べる時に用います。
- 抗体検査とは
過去にそのウィルスに感染していたかを調べる検査です。ウィルスに感染す ると形成されるタンパク質が血液中に存在するかを調べます。体内に抗体ができるまでには時間がかかり、現在そのウィルスに感染しているかの検査に用いることは難しいとされています。ウィルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合に陽性となります。抗体検査は、新型コロナウイルスに感染後13日以降では、96.9%の陽性率ですが、感染後9~12日目の陽性率は約50%とまだ期待されるほどの精度が出ていないことも現状です。
- 抗原検査とは
抗原検査とはウイルスに感染した細胞が特異的に産生する抗原を検知して診断に導く検査のことを言います。PCR検査とともに、新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いることができます。そのため新型コロナウイルス感染症と思われる症状が発症した方でも、発症2日目~9日目の間にこの検査で陰性となった場合には、その時点では新型コロナウイルス感染症ではないと言い切ることができます。
PCR検査に比べて検出率は劣りますが、短い時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないことから速やかに判断が必要な場合などに用いられることが多いです。皆さんが病院でインフルエンザの検査をするときはこの抗原検査を行っていることが多いです。