皆さん聖女アポロニアという名前を聞いたことはありますか?
『キッズの歯並び*すくすくスクール』より
キリスト教の初期殉教者、聖女アポロニアは、
歯が痛い時にお祈りを捧げる対象とされているそうです。
なぜでしょう??
調べてみると、
キリスト教徒だったアポロニアは、異教の偶像を破壊したことから捕えられ、
歯を抜かれてしまい、その後火刑になってしまったという説があるのだそうです……
聖アポロニアは、苦しい抜歯体験から、
歯の痛い時にお祈りをされる対象となり、
歯医者さんの守護聖人ともされているのだそうです。
芸術作品に表れる聖アポロニアは、
手に歯を抜くためのハサミか、歯を持っていることが多いそうです。
ベルギーのアントワープ王立美術館には
聖アポロニアの殉教の場面を描いた作品があります。
17世紀の画家ヤーコブ・ヨルダーンスの『聖アポロニアの殉教』です。
苦しい場面なので、見るのは胸が痛くなりますが、
歯に対する意識がこの頃にもあったということが興味深いです。