日本矯正歯科学会に参加しました!

10/30~11/1の三日間パシフィコ横浜にて、第77回日本矯正歯科学会が開催されました。

 

今回は、第7回日韓ジョイントミーティングも同時開催され、”上下顎前突の治療を再考する"をテーマに発表がありました。上下顎前突というのは、上下の歯が出ている噛み合わせで、出っ歯と言われたりします。講演の中には、当院でも使用している歯科矯正用アンカースクリュー(当院では矯正用ネジと言っています)を用いて、上下顎歯列全体を後方へ移動して出っ歯を治療した症例の発表もありました。当院では、歯科矯正用アンカースクリューを 15年前より使用して治療しています。今では一般的になりましたが、当時は画期的な最先端技術で、使用する医院は殆どありませんでした。そんな中、当院の理事長安香先生が、講師として色々な場(国内のみならず海外での学会など)で、広めて参りました。

 

上の写真は、2020年に開催される9th IOC (International Orthodontic Congress)のポスターです。

この学会は、2020年に第12回アジア太平洋矯正歯科会議(APOC)と、第79回日本矯正歯科学会学術大会との併催で、パシフィコ横浜で開催されます。IOCは、世界矯正歯科医連盟(WFO)を母体とした5年ごとに開催される国際会議であり、アジアにおける開催は初めてだそうです。

そこで、実行委員長の森山啓司教授のお話です(^^)

日本で最初の開業歯科医は、ここ横浜で開業されたそうです!アメリカ人歯科医師のW.C.イーストレーキが、1865年10月9日より、現在の横浜市内で歯科診療を開始したという記録があります。

 

その他のトピックスとしては、“バイオ再生医療における細胞バンクの意義”というお話もありました。

代表的な体性幹細胞としては、造血幹細胞、骨髄幹細胞がありますが、歯性幹細胞として歯髄:歯の神経、歯根膜、歯乳頭、歯小嚢、乳歯があります。歯性幹細胞は、骨髄幹細胞に比べて3~6倍も増殖能が高いそうです。また、年齢差がなく、多分化性能を有し、骨芽細胞、脂肪細胞、神経細胞など様々な細胞に変化するそうです。課題はあるようですが、楽しみですね!

 

また、これからの矯正治療がどのようになるのか?というお話もありました。

グローバルリズム、ソーシャルメディアの発達によって、情報の移動が高速化した現代において、歯科矯正分野においても変化しています。矯正歯科でもデジタル化が進んでおり、カスタムメイドの矯正装置、治療計画がシュミレーション出来るようになりました。

当院では、最新のCAD/CAM技術とロボット工学の融合による「世界の最先端を行くリンガル矯正システム」を取り入れています。まず、スキャナーを用いて歯列模型をデジタル化し、デジタル化した歯のデータをコンピュータにてセットアップします。(3Dセットアップまたはデジタルセットアップと呼ばれます)

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詳しい説明、ご不明な点等がありましたら遠慮なくお問い合わせ下さい🌸

 

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