当院では、鼻が通っていますか?鼻で呼吸できていますか?口呼吸ではありませんか?とご質問することがあります。
歯並びを治療する矯正歯科でなぜ鼻のことを?一見、関係ないようにみえる鼻と口ですが密接な関係があります。

今回は、黄川田徹先生の「こんなに怖い鼻づまり! 睡眠障害・いびきの原因は鼻にあり」より、鼻づまりのことについてお話ししようと思います。

鼻づまりは呼吸がしづらいだけではありません。性的な疲労・集中力や運動能力の低下、夜間の睡眠障害、また睡眠時無呼吸症候群など、実にさまざまな問題の原因となっています。さらに幼少期においては、学習能力の低下、キレやすい、落ち着きがないなど、健全な情緒や身体の発達に深く関与し、これを放置することは将来を大きく左右する危険性があると黄川田先生は述べられています。

鼻から息が吸えていますか?口を開く口呼吸になっていませんか?
鼻から呼吸ができないと、心身すべてにさまざまな弊害が引き起こされます。口呼吸は恐ろしい病態につながるんです。
鼻の中、鼻腔粘膜(図の→部分)が腫れて、空気が通りにくいのが鼻づまりです。
ここ20年、鼻のトラブルを抱える人が世界的に激増し、アレルギー性鼻炎は成人の20~30パーセント、小児では40パーセントに達するとされています。

 

多くの人が悩まれている鼻づまり…また、ご自身で実感がない方もいらっしゃいます。
次回、鼻づまりの分類などについてお話ししようと思います。
(黄川田徹先生の「こんなに怖い鼻づまり! 睡眠障害・いびきの原因は鼻にあり」より引用させて頂きました。)

矯正治療をしているみなさんには、なにかを食べたら歯磨きをする癖をつけましょう、習慣化にしてくださいね、とお話ししています^^
ご飯を食べたら汚れ(プラーク)が付着してしまうのはもちろん、アメやガムなどでも糖分のせいで虫歯の原因になってしまいます。
そのため、歯磨きがとっても大事なんですが…

「そんなこと言われたって忙しくてそんな時間がない!」
「上司と外回りが多くて、ゆっくり歯を磨くタイミングがない…」

朝晩はお家で磨けたとしても、お昼間は難しいという声もよく聞きます。
そんなみなさんに、おすすめのタブレットがあります☆

L8020乳酸菌ラクレッシュPROタブレットなんですが、1日3粒を目安に口の中でゆっくり溶かします。(飲み込んだり噛んだりしないでくださいね。)

このL8020乳酸菌がすごいんです!歯周病、むし歯になったことのない健康な子どもの口の中から発見されたヒト由来の乳酸菌で、歯周病菌・虫歯菌が99.9%以上減少したというデータがあります。

1歳半頃~を対象年齢にしているので、幅広い年代の方にお召し上がりいただけますし、ヨーグルト風味なのでおやつ代わりになめる習慣にするのもいいかもしれません。

※就寝30分前までに食べ終わるようにしてくださいね。

詳しくお知りになりたい方は、スタッフまでお気軽にお尋ねくださいね。
受付で1200円で販売しています。

 

つい先日、Etak®OralCare(イータックオーラルケア)という、マウスピース用洗浄スプレーをせきど矯正歯科にも導入しました!

なんと、このスプレー、マウスピースに吹きかけるだけで、およそ24時間抗菌状態が続くんです^^
そして、毎日使えば使うほど、抗菌性がアップ↑↑
固定化抗菌成分Etak®は、抗菌バリアを作ることで、プラーク(汚れ)が付きづらくなるんです☆

つけ置き洗いなどが必要ないので、お出かけ先や宿泊先、旅行先でも手軽にシュッシュッと吹きかけるだけで、お手入れ完了です。

詳しくお知りになりたい方は、お気軽にスタッフまでお問合せください。
受付で2,000円で販売しています。

※アルコールを含んでいますので、アルコールに敏感な方は、しっかり乾燥させてからマウスピースをご使用いただくか、ご使用をお控えください。

第30回 日本舌側矯正歯科学会に参加しました!

 

 

11月24日、25日の二日間、品川プリンスホテルにてJLOA 日本舌側矯正歯科学会が開催されました。今回は、ALOM 第2回アジア矯正歯科学術大会との併催となりました。

舌側(リンガル)矯正とは、歯の裏側(舌側)に矯正装置を付けて行う矯正治療です。

☆当院HPの舌側矯正はこちらをクリック

歯並びは治したいけど、装置が気になる。職業柄、矯正装置が見えるのは困る。など、表に矯正装置が付くことに抵抗のある方は、舌側矯正治療がお勧めです。当院でも行なっていますので、まずは無料相談をお受けになって下さい。治療方法、使用する矯正装置により料金が異なりますので、口腔内を拝見して、その方に合った治療方法をご説明させて頂きます。

今回の学会では、舌側矯正を考え、臨床に取り入れた藤田欣也先生の講演を拝聴しました。舌側矯正治療は、メイドインジャパンの矯正治療なのです。これはFujita Methodと言います。
思い返せば、私が研修医で大学病院で研修を受けていた時、同じ大学病院で診療されていた事を懐かしく思い出しました。とても高名な先生である事を改めて実感しました。

 

現在の舌側矯正治療は、Fujita Method以外に、実は様々な種類があります。
① Kuzr7
② Stb
③ Fujita Bracket
④ Evolution SLT
⑤ CLYPPY-L
⑥ Incognito
⑦ Harmony
⑧ WIN system
今回の学会では、これらのアプライアンス、systemを用いて治療した多くの症例を見ることが出来ました。

当院で使用しているリンガルシステムは、舌側矯正WINシステムで、incognitoを開発されたドイツの Dr.Wiechmann 教授が新たに開発したシステムです。ブラケットはもちろんのことワイヤーまで患者様ごとにカスタムメイドされる舌側矯正装置です。装置は、ドイツで製造されます。ブラケットはかなり小さくなり違和感がとても少なくなりました。また、患者様の歯の形態にフィットした装置で、脱落も減りました。
今回の学会でも、Dr.Wiechmann 教授の講演を拝聴する事が出来ました。成人の症例だけでなく、子供の症例も多くありました。

裏側矯正において重要なことは、ブラケット(装置)をいかに正確に正しい位置につけるかに尽きます。その為には、精密な印象採得、術者の技術が要求されます。既製のリンガルブラケットを使用することもありますが、当院ではカスタムメイドの矯正装置を使用しています。

 

 

“舌側矯正治療の流れ”

① 当院では口腔内スキャナーでデータを取得します。

最新のCAD/CAMシステムでのカスタムメイドブラケットの作製は非常に精密なため、歯列模型も実際の歯の大きさと誤差が最小になるよう、精密印象でなければなりません。イントラオーラルスキャンを用いて患者様の上下歯列をデジタルデータに変換します。

 

② 技工所

CAD/CAMシステムにより作業用模型を3Dデータとしてコンピュータに取り込み、オリジナルのブラケットを製作します。ワイヤー形態もデジタルデータからベンディングマシンで屈曲します。

* ワイヤーベンディング・ロボットにより作られるアーチワイヤー *

アーチワイヤーは個別にデザインされ、ワイヤーベンディング・ロボットにより作られます。患者様が快適に治療を受けられるように、出来る限り歯牙に緊密に沿うようにデザインされます。

 

 

このように、歯科矯正の分野において技術が日々進歩しており、当院でも学会、セミナーなどに参加する事で常に新しい技術、知識を取り入れたいと考えております🌸

最近の「歯周・矯正治療」というテーマで、3人の歯周病学の先生の講演を拝聴する事が出来ました。

 

歯周病とは、皆様もご存じとは思いますが、歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質)に原発し、歯周組織を破壊し、その機能を損傷する病的ないし生理的反応を指します。炎症が歯肉のみに起こっているものを歯肉炎と呼び、炎症が歯肉を超えて広がり歯根膜や歯槽骨の破壊をきたしたものを歯周病と呼びます。

近年、食生活やライフスタイルの変化で歯周病に罹患する方が増えていると言われています。

歯磨きを行わなかったり、歯並びが悪く磨き残しが生じた場合、歯と歯肉の境目にデンタルプラーク、バイオフィルムが形成されます。その結果、歯周病の原因菌が繁殖し、歯肉に炎症(歯肉の腫れや出血、痛み)が起きます。この状態を歯肉炎と言い、ごく初期の段階なら正しい歯磨きをすれば、健康な状態に戻ります。しかし、歯磨きで歯垢(デンタルプラーク、バイオフィルム)を除去されないままになると、歯肉に起こった炎症が他の歯周組織にも進行します(歯周病)。

今回のセミナーでも先生方がおしゃっていましたが、歯周病のメンテナンスのうえでも、歯周病にならない為にも、self careprofessional careを行うことが大切です。

 

Self careとは、ご自分で行う歯磨き、食生活の管理などで、正しい磨き方、正しい知識を身につけ実践することが大切です。(当院では、矯正治療を始められる患者様皆さまに、矯正を始める前、装置を付ける前に必ずブラッシング指導を行っております。)

 

Professional careとは、歯科衛生士、歯科医師による専門的口腔ケアです。

*虫歯、歯周病の状況を見て、全身状態、口腔内の状況にあった適切な口腔清掃のアドバイス

*日常的には清掃出来ない部位の専門的歯面清掃(当院では、エアフローを使用してバクテリアフィルムを取り除き、リナメルによるトリートメント、フッ素塗布を行っています。)

*口腔機能の維持、回復を図る機能的口腔ケア(当院ではMFT:Oral myofunctional therapy:口腔筋機能訓練をおこない、舌、口唇、咀嚼筋などの口腔周囲筋の機能を改善させます。)

西堀先生のお話では、

歯周病により歯牙が移動し、臼歯部(奥歯)の咬み合わせの支持や、前歯部の咬合誘導が徐々に失われると、大臼歯部(奥歯)に更に強い咬合性外傷が加わります。**咬合性外傷とは、歯周支持組織の負担能力を超えた過度の咬合力(噛む力)やその他の力によって生じる深部歯周組織の損傷のことです。

このような状況を臼歯部咬合崩壊と言います。矯正歯科治療は、咬合(噛み合わせ)を治すことで、咬合性外傷の影響を減じることができます。その結果、一部の歯牙に応力が集中することを防ぎ、歯牙の動揺を抑え、咀嚼機能を維持することが可能になるということでした。

 

成人の方で、歯周病により矯正治療をあきらめていた方はいらっしゃいませんか?矯正治療により、歯周病を予防することはもちろん、正常咬合を得ることで歯周病の進化を遅らせたり、改善することができるそうです。

是非、無料の矯正相談をお受けになって下さい。

 

加治先生のお話にもありましたが、歯周病罹患患者であっても、歯周治療が奏功し、歯周支持組織の回復が認められた場合、矯正歯科治療へ移行できます。当院でも、成人の方で、歯周病に罹患している患者様の矯正治療を行っております。この場合、歯科用CT画像など歯周組織が正確に確認できる検査を行い、診断し、歯周病専門医の管理のもと矯正治療を行っております。

この様にinterdisciplinary(多分野にまたがる)といい、いろいろな問題のある一人の患者様を各分野の専門医が連携をとり治療を行うことが重要です。

 

最後に齋藤先生のお話は、「矯正歯科医のための最近の歯周治療の進歩」についてでした。

皆様もご存知かと思いますが、日本歯科医師会では「8020運動」を推進しており、「80歳になっても20本以上ご自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。

 

厚生労働省が発表した8020達成率は、運動開始当初(H17年)は24.1%でしたが、H28年の調査では51.2%と大きく改善されました。

歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。生活習慣病といわれるこの病気は、初期を含めると成人の80%以上がかかっています。

 

齋藤先生のお話に戻りますが、歯周治療の基本はプラーク(バイオフィルム)コントロールですが、歯周病が中等度以上に進行した場合、歯周外科治療を検討することになります。なかでも歯周組織再生療法は治療の可能性を大きく広げています。

2016年12月にわが国では世界に先駆けて、塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2,bFGF)製剤「リグロス 歯科用液キット」が医薬品として承認され、臨床に導入されたそうです。

最新の歯周外科治療「歯周組織再生療法」

 

従来の歯周外科治療「切除療法」とは異なり、溶けた骨を少しでも元の状態に戻すことができないかと開発された方法が歯周組織再生療法です。本邦における歯周組織再生療法は現在、組織再生誘導法(GTR法)、骨移植術、EMD(エナメルマトリックスデリバティブ、エムドゲイン®)の3つがあります。

EMDの登場で、再生療法は広く行われるようになり、すでに多くの人々に恩恵をもたらしてきました。