2017年7月9日にアジアで初めて開催されるGBTのセミナーに参加させて頂きました。

このセミナーはSDA(スイスデンタルアカデミー)によるもので、EMS社のAir-Flow®によるメンテナンス、新しい非外科的治療GBTGuided  Biofilm Therapyのプロトコールとそのエビデンスについてお話を聞く事が出来ました。

日本に比べ驚くほど虫歯や歯周病が少ないスウェーデン。その理由は徹底した予防治療にあります。虫歯や歯周病になるのを事前に防ぐ為に、定期的に歯のメンテナンスに歯科医院に通います。

そのスウェーデン・イエテボリ大学名誉教授:ヤン・リンデ教授は歯周治療における世界の権威として歯科医学会を代表する重鎮。32歳の若さで、スウェーデン・イエテボリ大学歯周病科主任教授に就任し、歯周病学の病因学、診断、プラークコントロール、再生治療まで、世界の近代歯周病学のスタンダードを確立。

その教えをスウェーデン・イエテボリ大学で学ばれた竹内泰子先生(SDA:スウェ-デデンタルアカデミーのJAPAN代表)の講演もお聞きする事が出来ました。当院でも、虫歯ない綺麗な歯並びを目指して治療を行っております。

 

齲蝕(虫歯)、歯周病を作らない為には、「バイオフィルム感染を制御する」事が大切です。予防メンテナンスが必要であり、患者様自身のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの継続が必要です。

当院では、矯正治療を受けられていらっしゃる患者様全ての方に、今回のセミナーでも紹介されましたEMS製エアフローを使用して着色やバイオフィルムを除去しています。

染め出し液で染められたバイオフィルムをエアフローで除去します。

エアフローで着色、バイオフィルムを除去します。

 

*「プラーク」と「バイオフィルム」と「歯石」の違い*

一般的に「プラーク(歯垢)と呼ばれるデンタルプラークは、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする微生物の固まりです。歯の表面につく軟らかい白色ないし黄白色のねばねばした堆積物で、成熟した歯垢の75%は細菌からなり、残りはこの細菌が作り出した多糖体と唾液タンパクその他からなっています。歯垢1g当たり100~1000億個の細菌がいるといわれています。

また、歯垢の中には歯周病や虫歯の原因菌を含む500種類以上の口腔内細菌が、バイオフィルムという強固な膜を形成して生息している事が確認され、歯周病の原因菌そのものや、細菌由来の代謝産物が生体の防御機構を刺激して、歯周病が始まることが分かってきました。歯垢はそのままにしておくと早ければ2~3日で石灰化して歯石になっていきます。

歯石は歯の表面に形成された歯垢に唾液の中のカルシウムなどが沈着し石灰化して、硬くなったものをいいます。その成分の約70~80%がリン酸カルシウムを主体とする無機質、約10~15%が細菌の残渣(死骸)を主体とする有機質、約10~15が水分でできています。

最近では、歯周病を引き起こす直接の原因は歯垢(デンタルプラーク=バクテリアフィルム)で、歯石は付着している周囲の歯肉の病状を悪化させる因子と考えられています。

*より効果的に歯を綺麗にできるパウダー*

エアフローで使用するパウダーは従来のものだと粉が少し荒く、粘膜に当たるとピリピリと感じていた方もいらっしゃったと思います。しかし、今回のセミナーで紹介されました新しい「エアフローパウダープラス」は従来のものと同じ効力を発揮し、粉が細かくなったので痛みも少なく、さらにエリトリトールという天然の糖アルコールで非う蝕性であり、カロリーがほとんどない成分を配合しています。このエリトリトールは最近の集合体を分解させやすくする作用があります。プラスパウダーは主成分にエリトリトールを配合することでクリーニング後の歯面のツルツル感を実現します。

 

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