当院では患者様により良い治療を受けていただくために、歯科用CTを導入しました。従来、大学病院など規模の大きな施設にしかなかった設備ですが、近年開発が進み小型化され開業医でも設置できるようになりました。しかし、高価な設備でありまだまだ設置されている医院はごく僅かです。

当院の歯科用CTは プロマックス3D Mid Pro Face(プランメカ製)です。特徴としては一台でパノラマ、セファロ、2D及び3D画像の両方の撮影が可能な all in one タイプです。また、撮影範囲も頭部全域から歯列部分までと広く、従来は硬組織のみの撮影でしたが顔貌の3Dフォト画像が撮影可能で、CT画像と顔貌の3Dフォト画像を解析することで、患者様の状態を多角的に把握できます。セファロは従来は10秒照射でしたが0.25秒照射のワンショットで撮影可能という、プランメカ社の最先端技術が集約されたX線撮影装置です。

 

 


顔貌を立体的に捉える3Dフォト画像

コーンビームCT 撮影装置に搭載される顔貌の3Dフォト撮影機能により、顔貌の形状をレーザーでスキャンすると同時にステレオカメラで顔表面を撮影し、データをコンピュータ処理して立体的な3Dフォトを生成します。

 

 

 

 

 

3D Imaging

*歯科用CTとは?

一般的によく聞くCTとは Comuputed Tomography の略です。歯科用CTとは歯科に特化したCT装置で、コーンビーム方式を用いているためコーンビームCT ( CBCT ) とも言われています。医科用CT ( MDCT ) は多方面からのX線を照射して撮影します。医科用CTよりも断層スライス幅が薄く高解像度で歯や顎骨を詳細に見ることができ、被ばく量が少なく、金属アーチファクトが少ないなどのメリットがあります。

*3D画像により、より正確な情報が得られ高レベルな治療が可能となります。

三次元の高画質画像を見ることができ、インプラントや親知らず、埋伏歯の位置や形態など正確な情報が得られます。また、矯正治療においては2次元(平面的)から3次元(立体的)の分析、診断、矯正用インプラント :以下 TAD)を併用することによる治療が可能となります。

矯正治療では歯を移動させて綺麗な歯並びを作るため、歯の状態(虫歯や根尖病巣など)や正確な骨の形態、顎骨の状態を知ることが大切です。3D画像により患者様にも分かりやすく、見えない部分(骨の形態)を把握し、歯根間距離(実測できます)を知り、安全性、確実性が向上します。また、3D画像とデジタルセファロ画像を観察することで、すべての咬合様式が可視化でき、矯正治療計画の効率化につながります。

 

わずか0.25秒のクイック撮影

モーションアーチフェクトがない、鮮明なセファロ画像が得られます。撮影時間が短いため患者様の負担も少なく、特にお子様に有効です。

インプラント埋入のための下顎管の位置関係の把握もできます。

 

また、親知らずや埋伏歯の抜歯、TADの植立においては正確な情報を得ることにより安全に行うことができます。TADの植立位置、深さを立体的画像より把握できます。2次元的なレントゲン写真と3次元的なCTレントゲン写真では得られる情報量が異なります。

 

<TMJ>

顎関節症の患者様においては顎関節の状態(顆頭の形態、顆頭と関節窩との関係など)をはっきりと観察でき、診断の正確さが増します。口腔外科領域では、上顎洞の形態や病変を把握することが出来ます。

 

*患者様にとっても安全安心

X線被ばく線量は μSv(マイクロシーベルト)という少なさで、散乱しないことなど患者様の健康に配慮されています。(医科用CTは一回当たり5~30mSv)

自然界からの放射線を自然放射線といいます。日常生活において自然放射線を受けている量は、世界平均で年間約2.4mSvと言われています。(電気事業連合会HPより)

自然放射線は場所によっても変わってきます。日本全国を県単位で見ても、最も高い岐阜県は1.19mSv、神奈川県の0.81mSvと比べ1.5倍ほどの差があります。海外をみると、インドのケララ地方は9mSvと日本の10倍近い値です。これは土壌中のモナザイトという鉱物のためと言われています。

当院の設備による一回当たりの放射線量は以下の通りです。

歯科用CT      0.1mSv

歯科用パノラマ                0.021mSv

歯科用セファロ                0.005mSv

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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